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ギャンブルが原因の借金でも自己破産できる?

 

 

 

公開日:2021/04/22

 

ギャンブルが原因の借金だけど,
自己破産できる?

 

ギャンブルが原因で借金を作られる方は
たくさんいらっしゃいます。

 

ギャンブルが原因で借金を作ってしまった!
こんな借金でも整理できるのかと
ご心配な方に向けて,コラムを作成致しました。

免責不許可事由

 

借金の整理の際
よく「自己破産する」と言われますが,
自己破産をする=借金を返さなくてよくなる
ということではないのです。

 

裁判所から破産開始決定を受けたあと,
裁判所から免責許可決定を受けて初めて
借金を返済する必要がなくなる
(通説では自然債務になる,強制執行力がなくなる)
とされています。

 

そのため
自己破産する場合は最終的に
免責許可決定をもらう
ということが目的となります。

 

しかし,
破産法252条1項各号には,
免責不許可事由というものが定められています。

 

すなわち,破産法252条1項各号に定められている事由がない限り,
免責は許可されることになっていますが,
破産法252条1項各号に定められている事由がある場合は
免責は不許可になる(認められない)
ということなのです。

 

主な免責不許可事由としては
@債権者を害する目的でする財産の隠匿,損壊等
A破産手続の開始を遅延させる目的でする不利益処分等
B破産者の義務に属さない偏頗行為
C浪費,賭博その他の射幸行為による過大な債務負担等
D詐術による信用取引
E裁判所への説明義務違反
などがあります。

 

ここで,Cについて具体的に見ると
以下のとおりです。

 

「浪費」とは,破産者の地位,職業,収入及び財産状態に比して
通常の程度を越えた支出をすること
(東京高等裁判所平成16年2月9日判決参照)
とされており,
「賭博その他の射幸行為」には
競馬,パチンコなどのギャンブルなどのほか,
先物取引やFX取引などの投機的取引が含まれます。

 

もっとも,
これらの行為と著しい財産減少や過大な債務負担との間に
相当因果関係がない場合は
含まれません。

 

すなわち,このコラムで問題となるギャンブルが原因の借金は
C浪費,賭博その他の射幸行為による,過大な債務負担等
に該当します。

 

したがいまして,
ギャンブルが原因の借金は
免責不許可事由に該当しますので
せっかく自己破産しても
免責されない可能性がある
すなわち
借金を返済しなくてもよくならなくなる可能性がある
ということになるのです。

 

では,ギャンブルが原因の借金はもうどうにもならないのでしょうか?

裁量免責

 

しかし,実は
裁量免責(破産法252条2項)
という制度が認められています。

 

内容としては
免責不許可事由がある場合においても
一切の事情を考慮して免責を許可することが
相当な場合に該当する場合は
裁量免責される可能性があります。

 

裁量免責が認められるか否かの判断基準としては
ギャンブルなどがある場合は
それらの行為の態様・程度
(ギャンブルなどに興じていた金額の多い少ない
ギャンブル行為を継続していた期間・時期等)
のみならず
破産者が破産手続に誠実に協力したか否かや
他の免責不許可事由の有無,程度など
が考慮されます。

 

裁量免責が認められた場合も
借金を返済しなくてもよくなる
ということになります。

裁量免責の実績

 

公表されている大阪地裁の実績では
免責不許可の割合は,毎年0.1%程度にとどまっているようです。

 

以上からすれば
ギャンブルが原因の借金であったとしても
諦めないで自己破産してみることが大切
となると思います。

 

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